失敗しない経営計画の作り方
その他で経営計画書に入れておくと良い項目
会社の休日が記載された年間スケジュール
経営者は土日だって仕事のことが頭から離れない人も多いと思いますが、働く社員は、休みが気になります。特に、お盆や年末年始の長期休暇は、いつからいつまで休みなのか、経営計画手帳にあらかじめ記載しておくと便利です。
当社がスケジュールに記載しているのは主に「定例会議」と「社員の誕生日」です。時間が空いたときに会議をするという会社や、定例で決まってはいるが目先の業務の忙しさでリスケしてしまうような、定例会議が曖昧な会社も多いと思います。
イレギュラーで変更になってもかまいませんので定例会議は年間スケジュールに記載しましょう。
社員数が100名、200名になると難しいかもしれませんが、社員数30名ほどの当社は、社員の誕生日もスケジュールに入れておき、その日の朝礼は社員みんなでお祝いをしています。
そんなお祝いの時間が朝礼にあるだけで、会社の雰囲気が和やかになります。
社内ルール
社内ルールは主に就業規則です。ただ、就業規則をそのまま掲載すると堅苦しく難しい書式で読みにくいため、新入社員でも分かるような言葉に変換します。必要と思われる社内ルールをピックアップしてみましょう。社内ルールが無い会社は、作るところからチャレンジしてみてはいかがでしょう?こうした社内ルールは、経営計画書を浸透させるのに大きな意味があります。なぜなら、社員は会社で曖昧になっている事を意外と敏感に感じているからです。例えば労務、給与・評価、福利厚生等が明確になっていく事で、会社と社員の信頼関係は大きく前進していきます。
当社では、社内ルールをさらに3つのカテゴリー「守ること」「心がけること」「共有すること」に分けています。「守ること」は就業規則等のルール面、「心がけること」は挨拶やマナーなど職場環境について、「共有すること」は人事評価、賞与算出基準、福利厚生等を記載しています。
社員のWish List(ウイッシュリスト)
Wish Listは、「がんばれ社長」の武沢信行先生から紹介されて知りました。アメリカで発売された『the wish list』(バーバラ・アン・キプファー著作)が有名です。
Wish Listは、例えば、いつか宇宙旅行したいとか、オーストラリアでバンジージャンプをするとか、パイロットになりたいとか、実現可能かどうかは問題ではなく、ただ自分の「願い」を書き綴ります。リストにすることによって、やがて実現可能なものになるように自分が変わっていくというものです。
本来、このWishListを作るには100個、200個、さらには1000個を目指して書いていきます。経営計画書に盛り込めるのは社員数によりますが、半ページか1ページ。
当社では、全社員にプライベートのWishを5個ほど書いてもらい経営計画書に掲載しています。社員それぞれのパーソナリティがよく分かり、毎年それを楽しみしている社員も多くいます。また新入社員には社内のコミュニケーションツールとしても好評で、Wish Listに書かれていることで一気に会話が盛り上がることもあります。
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