失敗しない経営計画手帳の作り方

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失敗しない経営計画の作り方

経営方針について

経営方針はよく経営戦略と混同して使われることがあります。私たちは、経営方針を「経営理念を実現するための基本方針」と定義しています。数年前、当社も経営方針と経営戦略、さらには社内ルールまでもが混同していて、経営方針が14項目もありました。
経営計画書の作成の目的は、「会社を良くするため」に作るのだと前述しましたが、数が多かったり、やたら長かったり、社員が覚えきれないような方針など、社長の自己満足でしかありません。私も実際そうでした。１４項目もあげれば網羅できるから安心だな、という錯覚に陥っていました。注意しなければならないのは、「できるだけ絞り込んでシンプル」にすべきであるという事なのです。多いのがいけないという訳ではありませんが、シンプルで数が少なければ、社員は理解も実践もしやすくなります。
当社の経営方針は、現在４項目です。「人財に関する方針」「商品・サービスに関する方針」「お客様に関する方針」「新規事業に関する方針」の４方針です。

さらにこれらを、「会社発展のための４要素」と位置づけ、この４要素がどのような関係性にあるのか、イラストにして説明をしています。このイラストは採用活動で、「経営理念を実現するために、こうした４つの方針があります。」と必ず説明します。就職活動をしている学生にも大変わかりやすいと好評をいただいています。
経営理念を実現するための基本方針が「経営方針」です。分かりやすくイラストを使って表現してみましょう。